畑さんのような憧れの職業女性キャスターに求められる資質や表に出ない悩みは多い

最終更新日 2024年11月21日 by byersp

畑恵さんのように容姿端麗で高学歴、いろいろなスキルを兼ね備えた存在として、女性キャスターは憧れの職業と言われています。
有名な大学を卒業して、在学中にもミスキャンパスに選ばれていたりと派手な経歴が目立つ人が多く、タレントなどのように有名人になれることもあり、一度は夢に描くようなお仕事です。
民放キー局のキャスターは特に倍率が高く、狭き門を突破するのは並大抵ではありません。

畑恵さんってニュースキャスター以外にも色々してるんだね。

女性キャスターには人間性まで求められる

毎年たくさんの志願者が殺到していますが、そのほとんどが夢を叶えられず諦めていくような世界です。
入社できたからといって、油断は全くできません。
そこから身に付けなければいけないスキルは多く、視聴者にも愛されなければならないなどずっと努力を重ねていける才能が必要です。
女性キャスターには人間性まで求められるのが、昨今の風潮です。
例えば、各局が最も力を入れているコンテンツの1つに夜のニュース番組があります。
メインを務めるのは一昔前までは、多くが男性でした。
しかし、近年ではジェンダー平等が根付いてきたこともあり、女性がメインを張ることも多くなりました。
知識や良識はもちろん、世の中の趨勢を読みながら自分の意見をきちんと言える人間性が大切です。
ただ原稿を読んでいるだけでは視聴者から人気を得ることができませんし、視聴率も悪くなってしまいます。
横並びで展開されているニュース番組と比較されることも多いです。
誰でもできることではありません。

現実は割とシビア

さらに、画面からは伝わってこないたくさんの苦労を抱えているケースもあります。
曲内のアイドルといったイメージが強いですが、現実は割とシビアです。
他部署と比べても社内での立場は高いとは言えず、情報番組でもその他のコンテンツでも、基本的には求められたことをやる会社員です。
番組に出演する有名人の立ち位置にもかかわらず、立場的には他の社員と変わりません。
それだけに、むしろ低いと感じることも多いです。
もともとテレビ局は、誰が異動をするだとか、あの人は幹部候補生だなどと噂が飛び交う巨大企業なので、社歴以上に目立ってしまう女性キャスターは、社内のマウンティングにも組み込まれやすくなります。
撮影現場でちやほやされるようなこともあまりないですし、タレント扱いされることを望まない人も多いです。

玉の輿狙いの人ばかりという目で見られてしまう

誤解を受けることも多いです。
あの人たちは皆、プロ野球選手や有名な経営者との結婚を狙っているともよく言われます。
いわゆる玉の輿狙いの人ばかりという目で見られてしまうことです。
しかし本音の部分では、経営者やスポーツ選手は浮き沈みも激しいし、有名なだけにモテるため浮気の心配もあります。
それよりも普通に仕事をして家庭や自分の仕事も理解してくれる人の方が良いと考えるタイプの方が、全体的には多いです。
特に最近では早く結婚をしたいと言っている女子キャスターの方が多い位で、20代で結婚して順調に出産した先輩を見て、羨ましがっている人もいます。
落ち着いた結婚生活を送って、若く可愛らしい、ある種の浮ついたイメージを払拭できるという本音も見え隠れします。

早く退社してフリーになりたがっていると見られる

早く退社してフリーになりたがっていると見られるのも、よくある誤解です。
フリーになって自由に活動がしたい、もっと稼ぎたいと考えているタイプはもちろんいますが、結婚しても出産しても、今の会社を辞めたくないと考えている人も多いです。
会社の枠にはとらわれないようなのびのびと羽ばたいていきたい人もいれば、社員としての職務を全うして、安定のある生活を望むケースもたくさんあります。
みんながみんなフリーになる野望を抱いていると考えるのは、少し軽率かもしれません。

女性キャスターは30歳が定年?

週刊誌やネットなどを見ていると、女性キャスターは30歳が定年などという過激なフレーズを見かけます。
しかし実際には、民放キー局を含めた多くの企業で、40代から50代で活躍している人がたくさんいます。
彼女たちのアナウンス技術や生き方を目標にしているケースは多く、人望も厚いのが特徴的です。
フリーでやっていけるのかと頭を悩ませるよりも、他部署に異動させられたくないと不安を感じている人の方が多く存在しています。
一般企業と同じように異動の可能性は誰にでもありますし、そこを恐れている人も多いです。
社内的に見れば本人の適性を踏まえた前向きな異動でも、視聴者から見ると実力不足や年齢を重ねたことによる左遷とみられることもあります。
弁明の機会を与えられていることもないですし、他の人がテレビで発表をするのもおかしな話です。
会社員なのに全国的に異動をしたことが知られてしまうのは、辛いところです。

まとめ

ただ、彼女たちに退社願望がないのかと聞かれると、また話は違ってきます。
厳しい競争を勝ち抜いて憧れのテレビ局に入社しても、必ずしもポジティブなままでいられるとは限りません。
想像していた以上に厳しい仕事で、辞めたいと考える機会もたくさんあります。
実際には踏みとどまる人が多いですが、中には挫折し違う世界へ羽ばたく人もいます。