使い道が気になる!?日本ユニセフ協会の募金の用途

最終更新日 2024年11月21日 by byersp

ユニセフの名称を目にしたことがある人は多いかと思われますが、ユニセフは国連機関の一つで国連児童基金と呼ばれるものです。
この国連児童基金を中心に全世界へのグローバルネットワークの一部で活動しているのが国内委員会のユニセフ協会であり、当協会は他の国連機関には存在しない特別な顔を持つ組織ともいわれています。
ユニセフ協会は国内委員会に相当するもので、現在世界には先進国や地域などにより33の組織を持つ、そして各国の国内における法律の下で非政府組織の形で設置および活動が続けられているなどの特徴を持ちます。

日本ユニセフ協会とユニセフの関係

日本には日本ユニセフ協会が設置されているわけですが、ユニセフ協会との関係性がどのようになっているのか協力をしようとするときに知っておくと良いのではないだろうか、このように考える人も多いことでしょう。
各国および地域にはユニセフ事務所が設置されているのですが、ここに集約されるのが東京事務所などのユニセフ本部です。
中枢ともえるのが本部であり、ここから各国の国内委員会への協力協定や募金の収集、広報や各国政府の搬出金などを集めているのが特徴です。

各国ユニセフ協会は33の国および地域に設置が行われている

フロー図があるととても分かりやすいので、具体的なお金の流れなどを知りたい人は公式サイトへのアクセスがおすすめです。
ユニセフ本部は、各国のユニセフ協会(ユニセフ国内委員会)が集めた援助金を受け取る、協力協定を結んでいることや広報としての役割もあります。
この各国ユニセフ協会は、33の国および地域に設置が行われているものでその中の1つが日本ユニセフ協会です。
世界中の子供たちのために活動を行っているわけですが、貧困などにより病気になってしまう子供は大勢いるなどからも援助したいと考える人も多いといえましょう。
援助金は、日本においてはこの日本ユニセフ協会が窓口になっているのですが、ここで集められたものの一部がユニセフ本部に送り込まれる、そしてここから各国および地域に設置してあるユニセフ事務所に送られて地域に住む子供たちのために使用されているなどの大まかな流れを持っています。

209億円の中で約86%は個人からの募金

募金

2019年度では、日本の中でユニセフに協力された人の援助金の総額は209億円といわれています。
この金額は1年間での実績ですから、かなりの人々や企業などが協力していたことがわかります。
しかも、209億円の中で約86%は個人からの募金ともいわれており、この割合から計算すると個人からの募金は約180億円にも及ぶものとなっていることがわかるのではないでしょうか。
2019年度における支援者別内訳の中では、約86%が個人からのお金で、残りの約14%は学校が1%で団体組織が3%、そして企業が10%などの実績になっているようです。

ユニセフの中で国内事業費に充当できる割合は最大でも25%

ユニセフ本部が受け取るお金は、このようなユニセフ以外にもユニセフ会員さんからの会費や寄付金などが含まれるといわれており、その経常収益の総額は約210.8億円などの金額です。
ただ、この金額すべてをユニセフ本部に送金するわけではなく、ここから募金活動事業費や本部業務負担金、事業運営費や人件費などの管理費が差し引かれた残りになります。
一見、高額な費用が差し引かれているイメージを持っている人も多いようですが、公式サイトの中ではユニセフの中で国内事業費に充当できる割合は最大でも25%になっていることからも高額なお金が差し引かれているわけでありません。

募金する際の金額は任意

募金する際の金額は、任意になっていて500円でも1,000円でも構いませんし1万円や10万円などの金額でも良い、要は気持ちの問題であり余裕がある人の中から少ない金額でも世の中の子供たちに役立てたい、このような気持ちから募金を行えば良いわけです。
マンスリーサポートは、毎月500円から継続的に支援を続けたいときに利用するもので、今回だけ協力したいときにはネットを通じて500円以上から任意の金額で協力することができるようになっています。
マンスリーサポートでは、クレジットカードや口座振替を利用して寄付を行う形になりますが、1回だけの寄付金をしたい場合にはクレジットカードやコンビニ払い、ネットバンキングなどを利用して振り込むことが可能です。

ユニセフ支援ギフトについて

また、援助したお金の使い道を指定することもできるようになっているのですが、これは日本ユニセフ協会の公式サイトにある支援プロジェクトを見て決めることができるようになっています。
その支援プロジェクトの一つにユニセフ支援ギフトと呼ばれるものがあるのですが、これは寄付をしたい人に代わり子供たちに対して支援物資をプレゼントするなどの特徴を持つプログラムです。
寄付金は、クレジットカードをはじめ、コンビニ払いやインターネットバンキングを利用することができますので、気軽に参加できるメリットもありますし、日本ユニセフ協会の公式サイトのアクセスを行えばどのような支援ギフトが用意されているのか把握もできるようになっています。

まとめ

ちなみに、支援ギフトは500円などの金額ではないのですが、大勢の子供たちに役立てることができるすてきな贈り物が用意されているのでアクセスされることをおすすめします。